Shiratama Mochimochi

白玉パフェが食べたい。

年が明けましたね。あけましておめでとうございました。

いまだに年が明けて50日も経っていないのが信じられませんね。体感的にはもう6月半ばなんですけどね。年を取るごとに体感時間がどんどん伸びて行ってつらい。早くこの苦痛から解放してくれ。一度寝たら次の日になっている牧場物語系システム人生にも導入してくれ。そして終わりになったら黒い画面になってフェードアウトしてってくれ。

 

精神的にやられたときに、沼の底にたどり着いたときにちょこちょこはけ口として訪れていたこのブログですが、また更新していこうと思います。いろいろと溜まったので。

 

できれば後で読み直しても心臓が重くならないように、もう少し明るい話題(好きな物事とか…)も書いていきたいのですが、本当にただただ自分に酔った文章になって書き終えた直後に記事を消すのが容易に想像できるので…今年もまだ、少しずつ自分の沼のヘドロが抱えきれなくなった場合、少しずつなすりつけにこの場所に来ようと思います。

 

とりあえず、報告と挨拶まで。

 

精神的健康って大事だな、と年の瀬になってしみじみ思う。

もともと精神的に難ありな自分だが、去年その前からずっと本当に精神的に参っていて、そんなときに泥の排出先としてこのブログを開設したのだが、その時よりは幾分かましになっているんじゃないかと思う。現在進行形でしんどさは変わらないものの、たまにふっと肩の荷が下りたように楽になるときがあるので、少しでも進歩じゃないかと。

一番しんどい時に比べて自殺観念に捕らわれることも減ったし、沼の底に沈むような息苦しい感覚もないし、ベッドの外にも出られる。過去の記憶もある。(記憶については精神面が関与しているのかわからないがダントツきつかった時期の3か月間は自分は記憶がほぼほぼない)それになにより、他人の連絡にちゃんと返信ができる。人との距離をぐっと近くさせることはもうしたくないというトラウマはまだあるものの、それのおかげで今年は友人ができた機会が増えた。

いまだにいろいろが重なってメンタルクリニックには行けていないが、だいぶ自分の中の考えとかがクリアになって、重荷が消えて行って、空っぽの虚無になっていっている。それはそれでヤバいのではないかとふと思うが、ベランダや吾妻橋をぼんやり眺めながら身投げを考えていたころよりはマシだ。

近年になって、ファッションの「不安」や「憂鬱」なんかじゃない、本物の精神面の健康というというのが芸能人が表に出しているのもあり(レディガガなんかはそれに関する歌も出した)、だんだんと精神面に対しての認識が変わってきていると思う。鬱っぽいといってバカにする人や言い訳だと頭ごなしに否定する人は減ったし(人の年代にもよるが)、精神科に通うという行為がヤバい人のする行為だという変なステレオタイプも減った気がする。このままそういう偏見がなくなって、平等に苦痛を癒していける世の中になったらいいなと、ぼんやりと考える。

ひょんなきっかけで自分の過去の気持ちのゴミ箱みたいなブログを開いてみて、自分の文章はやっぱり少し好きなんだよなと思っているうちにやっぱり倩自分の気持ちを書くのは楽しいなと思ったのでものすごく久しぶりにブログエントリーを書くなどする。ツイッターは長文投稿に向いていないから。

 

自分は彼氏との関係が破綻した2年前くらいから、ずっとずっと過去に囚われている。過去の記憶もそうだし、後悔とか自分への憤りとか、そういうものががんじがらめになって一個の大きい何かになって過去の思い出を流す排水溝をつっかえさせている。囚われている、なんて聞こえは少年漫画のキャッチコピーみたいに痛々しいが、本当にその考えに頭が囚われていて、他の楽しさとか、達成感とか、期待とか、そういうものさえちゃんと感じられない。

 

このことをツイッターでもなんども何度もツイートして、なんども何度も友人に相談した。そうして角を削ってゆけば、どうにかこうにかして自分で飲み込めるくらいに小さくなって、そのうち自分で咀嚼してどうでもないことのように消化できるだろうと思っていた。

でもそんな甘いもんじゃなかった。6年とそれ以上の人に対する感情はあまりにもねちっこくて、自分でも引くほど頑固だ。友人に言わせれば「純粋でまっすぐ」で、親に言わせれば「みっともなくしがみついている」この感情はいつになったらちゃんと濾過されてゆくのか。

何度も何度も思いつく限りのキーワードたちをグーグルの検索バーに打ち込んだ。他の恋愛のプロはこの状況をどう打破しているのか知りたかったから。それでも出てきたのは風水やら占いやらのアドバイザーのプロの課金サービスに繋がる記事が大半で、ダイレクトな答えなんかはなかったし、友人に聞けば自分の携帯をひったくって出会い系アプリをインストールしようとするので他人に答えを求めるのはやめた。多分そこから詰まってしまって、答えを求めるのを放棄した結果、後悔とか、記憶とか、感情とかに飲まれてしまっていまだに抜け出せていない。

相手には自分の想いを3度も拒否された。自分はその答えを「咀嚼して受け入れて行く」なんてカッコつけたことを言ったけれど、そんなもんできるなら多分自分は今最高に痩せている体で今はやりのとろみ生地のパンツスーツで青山を闊歩するOLになれている。それくらい無理だった。どうして無理なのか。そこまでして自分はこの人に執着するのか。それまでに自分はこの人が好きなのか。それとも思い出とか、楽しかった感情とか、そういうものがあまりにも大事で手放せないのか。多分どれもあっていて、だから手放せない。でもその感情が回り回って今の自己の否定に繋がっているのは確かだし、それが有る限り自分はこれより先に進めない。先に進まなくていいと思う自分もいる。なんならこの思い出を抱いたまま死ねばいいと思う自分もいる。でもその先に待っているのは多分真っ暗な行き止まりだ。それがわかってしまうので、そこに一人ぼっちで止まるのは怖いので、先に進まず、過去に浸かるという選択を拒んでしまう。それでも先には進めない。結果どうすればいいのかわからずにその場に立ち尽くしたまま。

言い切ってしまうと、こんな堂々巡りの答えのない考えをしてしまう自分が嫌いだ。やることは山のようにあるのに、終わりの見えない考えを巡らせて、ひとしきり凹んで、せっかくの時間を丸々潰してしまう自分が嫌いだ。なんならもう自分との関係性なんてよく切れる包丁ですっぱり切ったように、自分の好きな素敵な相手を見つけて、一回りもふた回りも前より大人に成長するという偉業を成し遂げている元彼も嫌いだ。でもそれ以上に、過去の信じられないくらい自己中心的で、多分躁鬱状態だったモラハラ気質の自分をここまで常識人に戻してくれた彼に伝えきれないくらいの申し訳なさと、人間としての尊敬と、好意を抱いてしまっている。それだから多分、もうしばらくはこのなんとも言えないものを御守りのようにいつも頭の片隅に置いて、ひょんなことから中をのぞいて自己嫌悪に陥るのだ。

毎度のごとくさらざんまいの感想や思ったことなど。つらつらとシーンごとに思ったことを書くのも良いのですがめちゃくちゃ長くなりそうな上に同じことをなんども書く気しかしないので気になったところをピックアップする。

 

  1. 飴のメタファー

    今回燕太が冒頭から加えている飴。これ色やなめている人によってメタファーが違うのかなと考えると、すごく面白い。燕太がずっとなめている飴はピンク。一稀のモチーフカラーです。反して悠のお兄さんは紫、悠のモチーフカラー。バレンタインのお返しの飴の意味の「あなたのことが好き」という意味を捉えて考えるとそれぞれの飴の色は好きな相手、興味の矛先ってことでしょうか。あと多分悠のお兄さんはくわえタバコの意味もありますよね〜うまい表現方法だ。加えてお兄さんが燕太に飴を投げるシーンの飴の色は黄色とピンク…燕太と一稀。紫はすでにお兄さんの口の中…ということを踏まえると今後の久慈の離脱を表しているのかも。

 

 2. 一稀の燕太、久慈に対する態度

    正直八話は燕太にめちゃくちゃ感情移入して見ていたのでバイアスかかりまくりなのですが、一稀流石に燕太と悠で態度違いすぎでは。過去に犯罪に手を染めて、今現在も大麻育成、販売を金の足しにしている悠にはすごく寛容で、大粒の涙まで流して彼との別れを惜しむのに、嫉妬からかられた一度の行動で仲間を裏切った燕太には「絶交だ」と冷たく言い放ち、拳で殴り、彼がレオの銃で撃たれて一稀の身代わりに倒れた時も少しの涙しか流さない(これは突然のことで涙が流れなかったとか、そういうのかもしれないけど)。ここまで見たらああ一稀は悠に対する興味が大きいんだな、となるんだけれども一稀は彼の番号をスマホに登録していない。登録はしていないけどラインでは繋がっている…どういうことなの…最近はライン一つで電話もメールもできるので電話番号を受け取っていない、という説を個人的には推しますがそれなら悠もラインの電話機能使うよね…一稀が他人に対して興味がないのはここまででようくわかったけど(燕太のラインの既読無視、漏洩後も彼の気持ちを理解しようとしない、など)行動に対する矛盾が少し気になる。

 

 3. 燕太

    めちゃくちゃピュアでどでかいものを抱えていたんですね彼は。最初アニメを見始めた頃は彼は友愛と愛情を勘違いして受け取っているのではないのかと勘ぐっていましたが放課後リコーダーをなめている彼の行動はまさしく恋する乙女でした。これまで一貫して物語のコメディパートを担当していた彼ですが、もしこれがシリアスに描かれていたら多分しんどすぎて無理なのでコミカルに軽く描かれていてよかったです。「冗談でも嫌いなんて言えるかよ」が多分彼の精一杯の告白なんでしょうね…しんどい。EDから鳥と影が消えたことと、次回予告の葬式(?)、悠の兄の「人生は一発勝負だ。命の替え玉はないからな」のせりふから鑑みるに生き返るチャンスは少ないんでしょうか。頼む少しでもチャンスをあげてくれ…後PASH!の表紙の燕太が持っている黄色い薔薇の花言葉は「友情」「あなたを愛します」「揺らぐ思い」などなどでした。ネガティブな意味も多いそうで…本当にしんどい。

 

まだまだよくわからない部分の多いさらざんまい、せめて燕太に救いの手が差し伸べられますように…南無

 

さらざんまい

さらざんまい七話見ました。三話くらいすっとばして感想書きますけどとりあえずレオマブの幸せな未来を希望します。

 

いや〜〜七話、みんなのいざこざが全部解消したかに「見えた」回でした。箸休め回なんてものはなかった。一稀はもう秘密を持たなくてよくなったけどよくよく考えたら燕太の片思いは思いは伝わってるのに相手からの返事もアクションもないし、久慈に至っては過去知った程度でしたからね。冒頭からモブおじさんとマブの濃厚なシーンを見せられ色白の肌って赤面するとめっちゃ色映えるな〜〜と思いつつ、多分あれがメンテナンスなんでしょうか。どう見てもえちえちしてるお耽美にしか見えなかったんですけど。ウテナがアスパラガスならさらざんまいは人形焼でしょうか。

 

予告でも思ったけど先生が可愛い。先生サッカー部の顧問なんですかね?(燕太の「姉ちゃんに部活戻ること伝えた?」のセリフから)艦これの阿武隈をとても連想させる髪型で良いです。今回のメインはレオマブと燕太のドロドロした感情の漏洩なのですが、ツイッターのTLで「陣内燕太の嫉妬のトリガーとなる出来事の表現の積み重ねが細かい」ってツイートを拝見させていただいてハッとなったんですけど、これは嫉妬するわ…ってシーン自分でも見返して見ても結構ありました(ツイート元にだいぶ影響されているので被っている部分は多々あります)

  • 最初パス練習のとき、「2人で練習しようぜ」→一稀の応答なし→一稀の(嬉しそうな)久慈呼び捨て→だいぶ焦ったような声色の燕太の「久慈ってサッカーやってた?」(ゴールデンコンビではなくなることの焦り)→一稀の久慈のサッカーベタ誉め、ゴールデンコンビ復帰ではなく三人でやろうという提案(燕太の焦りが現実になる)
  • 久慈兄からの電話中、ずっと久慈をまつ一稀(横で燕太が作業するも視線はずっと久慈)
  • 希望の皿を「久慈の」兄のために使おうという一稀の提案(ここにいてくれ、という一稀の強い思い)

七話中だとだいたいこんなもんかな〜と思うんですが、多分この話の前の

  • ほぼラインの返信を返してくれない一稀(一稀の燕太への興味の薄さ)(久慈も入ったグループチャットで解消?)
  • 自分の気持ちが一稀に漏れたにも関わらずノーリアクション
  • 女装した一稀と久慈のデート
  • さらをさらう計画の時に久慈に相談したこと

などなど、多分モヤモヤしたところは色々あったんだと思います。それを踏まえて六話の久慈と一稀とケッピを放り投げるシーンを見ると、どんな気持ちでそんなことができたんだろう…多分状況が状況なのでそんなこと考えてる暇なかったとも考えられるんですが、でも多分思うところ少しはあったよね多分。燕太くんだいたいすごくコミカルに描かれるけどその反面すごいドロドロしたもの抱え込んでるんだろうな。

 

ドロドロといえばレオマブの関係がすごくドロドロしていたのも明らかになりましたね。ドロドロというかギスギスというか。めちゃくちゃ楽しそうに2人で踊ってるから関係良好かと思ったけどそういえば最後の心臓引っこ抜くシーンでは嫌そうな顔してたね。あれがカパゾンビを生成する鍵なんでしょうね絶対。それのためにレオのレプリカは作られてそれを起動する役割として相棒だったマブが割り当てられたと。この二人、個人的にですがとてつもなくウテナとアンシーを連想させます。盆踊り最後の耽美シーン然り、「マブにしかレオを生かすことができない」ということ然り。それならカワウソ教授は理事長かな。

 

Cバンクでだいぶ明らかになってきた「カッパ帝国から盗んできた希望」。あれ多分ケッピ人間フォームから離別した「邪悪なケッピ」ですよね…それならカワウソ帝国から送られているゾンビのくせしてカパゾンビって呼ばれているのにもゾンビ生成時にケッピの目が出てくるのにも説明がつく。でもそれならケッピは気づくはずでは???流石にあれっ俺の能力悪用されてないってならない??ならないのかな…

 

 

 

 

 

 

さらざんまい四話迄をみて

前回のエントリー更新しようと思ったけどしらね〜〜〜〜!面倒臭いので新しいので上書きします。

 

さらざんまい四話。話が妄想癖の片思い野郎から一転、一気にシリアスになりましたね。あと一稀のCバンクの吐露で一気にリアルになった、というか。多分彼は「(自分のせいで?)障害者になってしまった弟への責任」を無理やり果たそうとして躍起になっているだけで感情が主体で行動を起こしている訳ではないのだと思う。確かに全然笑わないし弟との会話もほとんどしてなかったしな〜。なるほどね〜〜。ただ社会一般の「兄貴像」を無理やり自分なりに解釈して実現してるだけなのかな。ここら辺はこれからのお話で少しは紐解かれるかな。

四話のスポットライトは久慈に当てられてた訳ですが。だいぶ重いけど想像通りというか。最初は違法行為に手を染める兄貴が怖くて、嫌いで、でも全ての行動は弟を守るためだったからすごく兄貴を慕っているってことで。「人殺しやろう」と親戚に言われていたことから世間的にも殺害は知れ渡っていて、捕まらないためにもずっと走り回っている?から一定場所に止まらず、久慈はその犯行に使われた銃をずっと隠しているってことでいいのかしら。だから久慈は兄貴と一緒の場所にいれない、と。

大麻販売などで稼いだ大金は多分お蕎麦屋さんの経営に当てているのかな?ってことはあんまり経営がうまくいっていないってことにもなるけどどうなんだろう。確かに描写ではお客さん一人もいなかったしありうる…か?親戚が継いだなら味もクオリティも変わるしな…。そういえば久慈がサッカーやってたことが部屋の描写で明らかになったのだけれども、もしかして燕太の幼少期の一稀実は久慈だったりしない…?流石にないか。

あとゾンビ制作バンク、これって各話でどんどんその過程が見えてくるってことでよろしいか…?前回までで人がダイレクトに箱に入れられてた描写ありましたっけ。すごく輪るピングドラムのこどもブロイラーを思い出しました。だいぶえぐいね。それじゃあ一稀たちはマジの人のけつに頭突っ込んでるんでしょうか。あと欲望レベルが低い=銀のさらってことでOK?余談ですが箱、猫、そばのゾンビってそれぞれ言葉遊びみたいにダブルミーニングになってるんだろうか?箱は箱入り息子で欲しいものが全て与えられた結果欲望がなく、他人のものを欲しがってでも欲望という感情が欲しかった。猫は彼女に可愛がられたかった…かけつを掘られたかった。そばは言わずもがな、彼女を一方的に好きでずっとそばに居たかった。とか。想像の域を脱することはありませんが色々考えられてたのしい。

メインの三人、すごく表面的には「友情」という一言でかたずけられるけれども、もっと深く見てみると全く違う繋がりですね。利益のために他人と繋がる一稀、情で他人と繋がる燕太。今後漏洩をへてその繋がりは変わるんだろうか。今後に期待。

 

さらざんまいとかいう尻子玉搾取アニメ

少女革命ウテナ輪るピングドラムユリ熊嵐を作りげた幾原監督の最新作。さらざんまいなのに河童で銀のさらという、なんだかよくわからない、でもすごく中毒性のあるアニメを自分なりに、覚書のついでに少しずつ考えてみた。めちゃくちゃにネタバレするのでよろしゅう。

 

メインキャラクターは矢逆一稀(やさかかずき)、久慈悠(くじとおい)、陣内燕太(じんないえんた)の3人。ひょんなことからカッパ王国王子のケッピに尻子玉を抜かれて3人ともどもカッパとなり、ケッピに言われるがままカッパゾンビを抜いて倒すことになる、というお話。話数ごとに追っていくのもあれなので主人公やキーワードごとに考えたことを書いていく。

 

矢逆一稀

一話と二話でスポットライトが当てられた、一見普通の中学生。実は女装してアイドルを装い弟とLINEしているやばいやつでした、ついでに飼い猫を一般家庭から盗み去勢済み(?)の野良猫として弟に紹介したという秘密が一、二話で「漏洩」した。女装の趣味を弟のためと言い訳にして楽しんでいるのか、それとも本当に弟のためだけにやっているのか謎。ずっと肌身離さず持つKappazon.comの箱の中にはサラちゃんへの変身セット一式が入っている。弟を幸せにするためなら何でもする、というセリフと三話Cパートで弟が車椅子であることから、多分弟の病気か障害は彼が原因で、それをつぐなうために弟に一生懸命になっているのだろうと推測される。逆に自分と他人に対してはとてつもなく無関心で、三話燕太の秘密漏洩後に「罰ゲームでしょ」とさらっと誤解し深掘りもしないほど。多分一稀を大親友として扱う燕太とは打って変わって彼のことを親友だとは捉えておらず、ただの幼馴染のサッカー友達として捉えている可能性が高い(二話の燕太の「LINEの返信を相変わらずくれない」発言から)。三話で「前は笑顔でサッカーをしていた」と弟と燕太が話していたことから、多分色々なものを失ったのは弟の事故以降。キーパーソンは弟。CV釘宮でとても可愛い。アイドルのサラちゃん(可愛い)にお熱で、兄の女装を本物と信じて疑わない。一話EDの前にスマホに映ったカワウソのマークもあり彼が今後の鍵となりそう。

 

久慈悠

一稀と燕太の中学校に転校していた絶対定規持つマン。車上荒らしに「野菜」栽培(英訳ではハーブ)、恐喝など今の所描かれているシーンから鑑みるに違法なものにしか手を染めていない。「野菜」をだいぶ真剣に育てて販売していることから、大金が何かしらに入り用で、そのためならなにをしてでも手に入れようとする。彼の肌身離さず持つ定規は、三話燕太漏洩後にぽんぽんやっていたので、刀のメタファーか…?とも思ったが一話冒頭車上荒らしをしていた時は定規として使っていた(はず)ので、ダブルミーニングなのかそれとも。今のところ彼の欲望の中身はKappazon.comの箱にご丁寧に鎮座まします使い古された銃のみ。キーパーソンはお兄さん。一稀や燕太と同じく、きんの皿を手に入れる強い意志を持っているがなぜかは今の所細かくは描かれていないが多分兄となんらかの形で「繋がる」ため。

 

陣内燕太

一稀の幼馴染で、サッカーにお熱。一稀が親友だと思っている。箱の中身は一稀のために買ったミサンガ。三話で一稀にガチ恋していたことが「漏洩」した。「受信」した悠はドン引きしていた。妄想癖で、自分の妄想と現実がたまに描写で重なる(姉が一稀だったり悠が一稀だったり)。妄想からも見るに、だいぶ真剣に一稀が好きなようだが、「友情」の延長線上の勘違いからの好き、なのか本気の好き、なのかは定かではない。でも多分「漏洩」した時の映像からすると本気。だが彼の欲望、ないしはきんの皿の使い道は「一稀と一緒にサッカーをするため」。秘密が漏洩したショックから欲望が消失する可能性が大きい。彼だけ大きな箱にちっぽけなミサンガが1つだけだったので、満たされていない(=満足ではない、不安、不安定)?

 

レオとマブ

カワウソ盆踊りコンビ。警察署勤務。スピンオフの漫画があるそうだが未読なのでそこらへんはよくわからないが、警察署で「愛」か「欲望」かを見極めたのち、「欲望」だとジャッジされたものの欲望を吸いゾンビに仕立て上げる。盆踊りの背景から見るにゾンビを生成しているのはスカイツリーの内部で、さらには三話で彼らが支える帝国の存在がどこかにあることが露わになった。公式HPではお互い「相棒」としか描写されていないが、マブの肌色が死人のように真っ白なこと、それとカワウソイヤァの歌詞の「我らが獲たものふたつの運命 我らは似たものひとつの生命 」といった部分から絶対何かある。一話で一稀と悠がケッピにカッパにされるパートで背景後ろに彼らであろう影がビルの屋上にあったこと、それと「去勢された負け犬ども」と歌で歌っていることから、ケッピらカッパと敵対していそうだが、ゾンビ生成の背景にはケッピの目が大きく描かれているため、今の所はどちらサイドに付いているのか全くよくわからない。アニメ放送前まで稼働していたTwitterには意味深なツイートが散りばめられており、彼らはすでにこの世にいないものなのではないかという憶測がちらほらある。実際会議室で踊り狂ってもモブが彼らに何も言及しないところから、実際彼らはこの世のものではないのではないかとも憶測できる。

 

吾妻サラ

冠番組をもつアイドル。ニュースもお茶の間にお伝えしているのでニュースキャスターかもしれない。頭のさら、背中のへしから彼女もカッパであることはたしか。一話、二話、三話のテロップの下のローマ字をみるに彼女は行方不明であったケッピを探しており、きゅうりスメルのする彼にメロメロらしい。街中で物事が起こるたびに衣装がかわってとても可愛い。

 

ケッピ

カッパ王国第1王位継承者を自称する謎のカッパ型生命体。(公式サイトより本文ママ)さら部分から銀のさらや金のさら、さらには巨大モニターを出してくる謎のカッパ。カエルと勘違いされるとキレて人間の尻子玉を抜いて河童にする傍迷惑な性格の持ち主。河童の想像の中に封印されていた?

 

カッパゾンビ

欲望フィールドにいる、カワウソから生成された欲望に突き動かされた成れの果てのようなもの。だいたい名前を象徴する顔をしている(箱だったり、猫だったりキスだったり)。尻子玉を抜かれると水に流される(終わったことは水に流す、という文句から?)。シタッパーズを手下に、欲しいものは否が応でも集める。尻子玉を覗くことで何がしたかったかを覗き見ることができる。水に流されたあとは「いなかったもの」とされ、存在も消え失せ、忘れ去られる。(多分ここはSNSで繋がりを求める人が増える中、その人がいなくなってもすぐに忘れ去られてしまうことの比喩?)

 

欲望

一話しょっぱなから繰り返し繰り返し描かれていた言葉。公式サイトの「つながっても、見失っても。手放すな、欲望は君の命だ。」とあるように、このアニメのメインテーマ。特に色濃く欲望が描かれた一話では、Kappazon.comの箱=欲望であると断定された(人力車シーンの「欲望は箱」という文字から)。メインキャラクター3人は各々キーパーソンに対する「繋がりたい」という強い欲望を持っているが、それが100%いい結果で終わるとは断定されていない。カワウソに欲望を抜かれるとゾンビとなり、欲望フィールドで好き勝手に暴れまわる。(彼らカワウソの断定する「欲望」は多分、人やものを愛するがゆえでの欲望ではなく、自己中心的な思いからくる他人を消費し自分の欲を満たすための欲望?)

 

アの看板

アと描かれただけの看板。作中街中のいたるところに描かれている。ニコニコ大百科掲示板で「アに丸だからアニマル」なんて書き込みをみて「欲望の獣、すなわち主人公たちが繋がるためなら犯罪に手を染めてでも欲望を手に入れる」ことを意味していると思ったが所詮は憶測。少女革命ウテナの作中に描かれていた薔薇や矢印と同じ意図で描かれているのかと思ったがあまりに数が多いので多分違う。謎。

 

WiFiマーク

尻子玉を抜いた本人が秘密を漏洩される時に頭にでるマーク。多分1つの物事を多人数で共有することの表現。ちなみに秘密は本人から「漏洩」し、「受信」(今の所久慈が全部受信者)され三人目に「転送」されている、と思う。

 

今の所はこんな感じ。多分随時更新します。